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内の倉ダム/Uchinokura Dam

実は中空
実は中空
ちゃっかり珍しい中空重力式です。
今は水位が低いからギリギリ空洞の先端が見えてるがどーか…

紅いのがお好き 紅いのがお好き
ゲートも紅いし、管理用の階段も紅い。
新潟県は紅いのが好きらしい。

 ここのダムの用途に発電が入ってるけど、それは「かんがいと上水道用水で下流にずっと水流しっぱなしで、 それを発電に使わない手は無いじゃないか」とばかりに発電しとる訳です。
「水を流す=お金を捨てる」な考えの水力発電会社の如く。

まぁ発電って言っても少量で、ダム管理に必要な電力を自家発電してるだけだけど。
 ダムの用途上常に放流してる水を使って発電して、そこのダムの電力を賄うのは 最近は色んなダムで結構やってたりするのですよ(W_J`)

天端は 天端は
こんな感じで。ちょい狭い感じ。

見た目は重力、中身は空っぽ 見た目は重力、中身は空っぽ
その名は、中空重力式ダム。

…つまらぬ←
しかも空っぽって訳でも無いので←
ちなみにこの中でコンサートとかもやるらしいので´`

関係無いけど新潟県のオフィってやたらダム情報が充実されてて読み応えあるから 暇だったらどうぞ 笑
新潟県庁:河・ダム
情報が詳しく載ってて結構面白いですぜ。
新潟県好き←
ゲート紅いし(そっちか

さて下流は さて下流は
河岸段丘。
のどかこの上ない 笑
ここはコシヒカリの故郷なんだな。

一歩引いてー 一歩引いてー
こんな感じです´ω`

湖は 湖は
結構広い。
ちーなーみーにー
この子は近くの加治川治水ダムとタメです。
いちお同じ新潟県のダムだけど、あっちは専ら治水。こっちは多目的だからか北陸農政局管理。なのかな。
…結局は新潟県のダムってことだ←
内の倉ダムと加治川治水ダムと併せて600m3/s(毎秒600t)の洪水調節を予定していたけど、1967年(昭和42年)8月28日 の所謂「羽越豪雨」に襲われて計画見直しをして…
最終的に内の倉・加治川治水両ダムで1000m3/sを調節する事になった訳ですよと。


つーまーりー

・1952年(昭和27年)
新潟県主体により加治川改良工事全体計画発足。
この時点では合計2000m3/sを調節する計画。

・1966年(昭和41年)7月17日 豪雨に見舞われる。
これにより3000m3/sに変更

・1967年(昭和42年)8月28日 「羽越豪雨」
これを受けさらに計画が見直され合計4000m3/sの洪水調節に変更。
3000m3/sを河川改修、残り1000m3/sは内の倉・加治川治水ダムにより調節。
間違っていたらすかさずツッコミお願いします←

 そんな感じで、「こんな感じかな」って最初に計画したはいーものの1966年に想定外の 豪雨に見舞われて「こりゃ計画変えなきゃな」と計画高水流量を2000m3/sから3000m3/sに上げたら、 また次の年に66年を上回るまたも想定外の豪雨に見舞われて「まだ降るのかよ!」とばかりに4000m3/s まで計画高水流量を引き上げた訳。

最後に一枚 最後に一枚
良い場所が無かった´・ω・`
なんでこれで許してくださいonz
今回写真も少なくてすいませんonz

こんな感じでダムは地味だけど重要なんですよこいつら。
下越の人の命と財産と生活と思い出を守ってるんだから。

内の倉ダム諸元/Uchinokura Dam Spec
ダム名称/Name内の倉ダム/uchinokura Dam
ダム形式/Type中空重力式コンクリート/Hollow Gravity
ダム湖名称内の倉ダム
河川/水系::River/Water system内の倉川/加治川水系
所在地/Address新潟県新発田市小戸滝谷
着工年/完成年
Year of starting constructing/
Year of completion
1964/1974
主な使用目的/Use of dam洪水調節,農地防災,かんがい ,上水道,発電
提高/Height82.5m
提頂長/Width166m
管理/Administers 北陸農政局
本体施工者間組




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