小牧ダム/こまき:KomakiDaminfo:昔はエレベーター式の魚道があったみたい。 |
所在地:富山県南砺市大字祖山字大沼 |
放流中。 |
庄川のダムのトリ(正確には下流にあと1つか2つありますが)を務めるのがこの小牧ダムです。 1930年(昭和5年)に完成し、激動の昭和を生き抜いてきました。いやぁ、庄川のダムは昭和の生き字引(んな 大げさな)のダムが多いですね。 完成当初は世界初のエレベーター式魚道を備えていたものの、1934年(昭和9年)に洪水で破壊され4年の短い人生 を終え、今に至っています。 ダム下流の小さな町(集落?)から眺めた祖山ダム。放流しています。 |
1門の放流ですら結構うるさいのに、これが5門とか まして全門放流の時なんて
うるさくて仕方がないでしょうね。放流のサイレンもうるさいだろうなぁ・・・ 時間を問わずに鳴るから、夜起こされたりしたりとか。なんかダムのすぐ近くに住むのも苦労が 多そうです。 |
家の裏がダム |
見上げるダム |
集落を通り抜けると、ダム直下からダムを見上げられます。 流木が大量にストックされていたので、ダムの資材置き場の様な使い方をしているのでしょう。 |
いよいよ暗くなってきて、手持ちの撮影が難しくなってきました。 ダムが完成する前年は世界恐慌。完成した次の年には満州事変。その後にも二二六事件や日中戦争・・・ 歴史の教科書でしか見たことの無い様な事件がずらり。それだけ古いんです。 まぁ、75歳ですからねぇ。あ、でも家の祖父は85歳の大正生まれだ(笑) |
重力+アーチ |
洪水吐から放流 | ダムの表面を綺麗に流れ落ちています。 |
暗い中の放流は結構怖いです。自分も吸い込まれてしまいそうな感じで・・・ 金融危機や世界恐慌の中、良くこれ程のダムを作ったものですね。関西電力はなぜこの時期に庄川に 大量のダムを作ったんでしょうか・・・ 電力不足なんでしょうか。 |
重力+アーチ |
天端から下流を眺める | 下流には住宅が少しあります。基本的には寂しい山の中です。 |
独特の色をした照明が非常に良い感じです。昭和を感じますね。 | 未来へスイッチ・オン |
天端から下流を眺める |
ダムから霧が湧きあがって来てとても幻想的です。 ただ、クモの巣がやたらと多いのには困りますが・・・ |
自分達以外には誰も居ません。静かで神秘的。 エレベーター式魚道ってどんな物だったんでしょうか。写真を見てみたいですが 何せ70年以上昔の事。難しいかも知れないですね。 |
過去の思い出 |
トンネルとステージア |
めったにクルマは通りません。白川郷も御母衣ダムも同じ道沿いにあるのがいささか信じられない
程クルマが居ません。 今は午後7時。 そしてこの後キャンプ場(高山市)に帰り着いたのは日付が変わった午前零時半・・・ せいぜい11時には着いていても良い筈なんですがねぇ(意味深) |
ダム名称/Name | 小牧ダム/KomakiDam |
ダム形式/Type | 重力式コンクリート/Gravity |
ダム湖名称 | 小牧貯水池 |
河川/水系::River/Water system | 庄川/庄川水系::ShouRiver/Shou river water system |
所在地/Address |
富山県砺波市庄川町小牧字矢ヶ瀬/ToyamaPrefecture NantoCity |
着工年/完成年 Year of starting constructing/ Year of completion | 1925年/1930年 |
主な使用目的/Use of dam | 発電のみ/Hydroelectric Power generation79.2m |
提頂長/Width | 300.8m |
堤体積/Volume of the Dam | 28万9千立方m/289000m3 |
総貯水量/Volume of the lake | 3795万7千立方m/37957000m3 |
有効貯水量 | 1885万8千立方m/18858000m3 |
流域面積 | 1100k㎡ |
湛水面積 | 145ha |
管理/Administers | 関西電力/Kansai Electric power Company |
本体施工者 | 加藤組 |
雰囲気/Atmosphere | ★★★★☆ |
ユニーク度/Unique | ★★★☆☆ |
ダムの開放度/Open | ★★★☆☆ |
アクセス度/Access | ★★★★★ |
駐車場/Parking | ○ |
天端の見学/Visit of dam | ○ |
PR展示館など/Visitor center etc | × |
ダムの正面かの撮影/Can the dam be looked at from the front | △ |