一方井ダム

澄んだ色をした黒内湖を眺めて歩いていると、どこかの誰かさんの置き忘れた空き缶が不思議な向きに突き刺さっていました。

管理所の前が広い舗装路になっていて、タイヤを擦り減らす事を趣味とする方々が良く訪問するらしい。 そして恒例の、劣化して読めない看板。

おまけ。
秋田県鹿角にある、三菱鉱業が操業していた尾去沢鉱山の鉱滓ダム。かなり巨大。恐らくだけど、ダムに準えればアースダムになるんじゃないかと思います。鉱山は1978年に閉山していますが、何とも言えない不味そうな色の液体が今も流れ込み、溜まっている。
遥か昔の1936年11月20日に決壊していて、その際には336人の死者を出している。その時の大きさは堤高30m、堤頂長が60mだった。決壊した堰堤がここに有るとは分からないが、当時の名称は中沢鉱滓堆積場堰堤という。
なぜか鉱滓ダムで締める、一方井ダムでした。

住所

岩手県岩手郡岩手町一方井

河川

北上川水系一方井川

型式

ロックフィルダム

目的

農業用水

堤高・堤頂長・堤体積

40m・390m・831,000m3

着手・竣工

1972・1990

ダム湖名

黒内湖(くろないこ)